振り分けると言っても、限られた医療を有効に使用するためで、見捨てることではありません。
あまり使用する機会はないですが、今回の震災のような場合は使用する事態になりました。
その時に使用するのがこのカードです。
4色に分かれているところは切り取ることができ、見た目でその人が重症なのかがわかります。また、手書き出来るようになっているので、細かい症状がわかります。なので、またその中からさらに優先度を決めていきます。なのでトリアージは繰り返し行うので、途中の判断ミスを少なくしています。
ただ、黒に関しては以前は死亡と判断された場合につけていました。今では搬送不要と用語が変わっていますが、死亡と判断されている状況にはかわりはありません。
このタグを付ける作業は時間との戦いにもなります。少ない時間で確実に判断し、多くの人を見ることが必要になりよほどの訓練が必要だと思います。
早く病院で治療して欲しいのはみんな一緒だし、みんな助けたいと思うのも医療者だと思います。そんな中このようなタグを付けることに対しては被災者・トリアージ担当者ともにストレスになると思います。
日常では考えられないことが起きるのが災害だと思います。日頃の準備も大切ですが、当事者になったときにどれだけ冷静に物事を考えられるかも重要だと思いました。
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